2004年07月20日
日立マクセル、1ナノサイズの超触媒材料合成に成功
触媒材料の新分野を開く「画期的」技術
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:日立製作所、日立マクセル

 日立マクセル(赤井紀男社長)は20日、カーボンブラック粒子の表面に、これまで困難とされてきた、1ナノメートル程度の酸化物超微粒子を析出させた、画期的な新触媒材料の合成に成功したと発表した。
 
 これにより、従来にない反応特性の高い触媒材料を合成することが可能となった。レアメタルを抑えた触媒材料の合成など、触媒材料の新分野を切り開くことが期待できるとしている。
 
 カーボンブラックの粒子表面に反応性の高い酸化モリブデンを超微粒子状態で析出させたもので、同社ではこれを、磁気テープに使用する超微粒子磁気体の合成技術と、日立製作所基礎研究所の超高分解能・電子顕微鏡などを使って、1ナノサイズという酸化物超微粒子の均一析出に成功した。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=2397