2004年07月21日 |
中国海洋石油(CNOOC)とDSM、海南島に世界最大級メラミンJV |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:DSM |
中国海洋石油(CNOOC)とDSMは、海南省東方市でメラミン年産12万トン製造のJVを設立する。投資額は1億ドルで、DSMが70%、CNOOCが30%を出資し、完成すれば世界最大級のメラミンプラントとなる。DSM技術を使用、2005年第1四半期に建設を開始し、2007年末完成を予定している。 CNOOCは現地に尿素132万トン、アンモニア70万トンのプラントを持ち、JVに原料を供給する。DSMはライセンス部門のスタミカーボンを通じてCNOOCに尿素技術を供与している。 現在の海南省の主席は元CNOOCのCEO。海南島はCNOOCの主要石化基地の一つで、2007年までに海南省・東方市に東方化工パークを建設する計画を明らかにしている。同社は香港のキングボードケミカルとの合弁で60万トンのメタノールプラントを建設中である。 中国では海南島を南中国海の豊富な石油・天然ガス資源と、続々と流入する企業の投資をよりどころに、巨大な産業発展計画を通じて、今後5年以内に同国の重要な石油・天然ガス・化学工業の生産基地に築き上げていく計画を進めている。 (この項上海発=特約) <関連記事参照> ・ 2004年07月14日付 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.cgi?CODE=14059 |