2004年07月22日
EPSの6月の出荷、再び前年同月超えに
上期計もブロックの成長でわずかに前年を上回る
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会が集計したところによると、EPS(発泡スチレンビーズ)の6月の出荷量は前年同月を1.5%上回って1万6,059トンとなった。
 5月は前年同月を3.0%下回って1万4,700トンにとどまったが、6月は主力の水産用と家電用がそれぞれ1.6%増、10.0%増とともに前年超えに転じたことと、ブロック用が7.0%もの高い伸びを遂げたことが効いて前年超えに変わった。家電用が前年同月を上回ったのは、過去2年で02年7月(2.4%増)と今年4月(1.2%増)とこの6月の3回だけ。一方のブロック用は7ヶ月連続の前年同月超えである。土木・建築向けの需要が活発なことによる。
 
 こうした結果、今年上期(1〜6月)の総出荷量は9万1,086トンとなった。前年同期を1.0%上回っている。水産用は4万4,748トンで0.3%減、農業用は7,438トンで4.5%減、家電用は9,761トンで2.1%減といずれも不振であったが、ブロック用が1万594トンで13.4%増と大きく成長したのに加えてその他成型品用が1万7,627トンで0.9%増と健闘したため、トータルではわずかながらも前年超えとなった。