2004年07月22日
PSPの6月の出荷、前年の5.0%減の9,340トン
上期合計は5万5,900トンで5.2%減
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会の集計によると、PSP(発泡スチレンシート)の6月の総出荷数量は9,340トンで前年同月を5.0%下回った。これには、製品の薄肉化に加えて大手需要家の自製化の進展も少なからず影響していると見られる。
 今年に入ってから6ヶ月連続の前年割れだが、最大の要因は主力のロールトレー用が引き続き不振で8.6%減となったことにある。同じロール品種でも一般用は0.5%増と健闘している。また、ラミ丼用も3.0%増とプラス成長に転じた。ただしラミ一般は依然として不調から抜け出せず14.0%減となっている。
 
 これに伴う4〜6月期の総出荷数量は2万8,290トンで、前年同期比は7.9%減となっている。ロールトレーが9.9%減、ロール一般が2.7%減、ラミネート丼が1.4%減、ラミネート一般が21.9%減--で、4品種全てが前年同期を下回っている。今年上期(1〜6月)の総種出荷数量は5万5,930トンとなった。前年同期を5.2%下回っている。