2001年11月07日
クラレ、透湿性/透明性にすぐれた建築用ハウスラツプ「バイソル」新発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:クラレ

 クラレはこのほど、高い透湿性と透明性を備えた新しいタイプの建築用ハウスラップ「バイソル」を開発したと発表した。10日から全国発売する。
 
 ハウスラップは、住宅の防水性や防湿性を高めるために外壁と断熱材の間に使用されるが、最近は工法や建材の改良によって気密性や断熱性の向上した住宅が増えている。このため冷暖房や省エネ効果も高まっている。
 
 しかし、その一方で湿気や水分が住宅内にこもりやすく、住宅を長持ちさせるためには水分を外に逃がす必要があり、ハウスラップにも防水性能だけでなく、高い透湿性が求められていた。
 
 今回同社が開発した「バイソル」は、超極細繊維不職布、特殊接着不織布、高強力不織布の3層構造になっていて、防水性・透明性・透湿性などの問題を解決した。主にポリプロピレン(PP)製の不職布を使用している。
 
 価格(ユーザー入標準価格;消費税別)は1万8,000円/管(1m幅×50m)。10日から全国の建材商社を通じて販売する。販売目標は初年度3億円、3年後10億円。