2004年07月27日
三菱樹脂、生分解性プラスチック製「パイプ」を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱樹脂

 三菱樹脂は27日、トウモロコシ等の植物原料プラスチック「ポリ乳酸」を主原料とした生分解性プラスチックパイプを開発したと発表した。再生可能な植物資源、バイオマスを主原料にしているため、環境適性に優れている。
 
 同パイプは、塩化ビニル管とほぼ同等の強度をもち、排水管等で使用できる。土中などの自然環境下で、通常3〜5年で分解される。用途としては、短期間だけ使用する仮設配管用パイプや回収困難な場所での配管パイプなど、生分解性を活かした分野での活用が期待されるとしている。
 
 同社は、今後の用途や需要を調査するため、下水道展2004横浜(7月27日-30日)の同社ブースに出展する。商品の発売時期や価格などは未定。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0727jushi.doc