2004年07月28日
カーボンブラックの出荷、6月も前年を上回る
タイヤの生産増が支えとなって上期合計も2.5%増
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:カーボンブラック協会

 カーボンブラック協会が27日に集計したところによると、CB(カーボンブラック)の6月の出荷数量は6万7,850トンで前年同月を1.8%上回った。5月に続いての前年同月超えである。今年に入ってからの前年比増はこれが5度目。
 
 うち、ゴム用ファーネスは6万3,736トンで1.1%増、非ゴム用その他が4,114トンで13.9%増となっている。
 一方の生産量は6万7,92トンで前年を0.5%下回っている。うちゴム用ファーネスは6万2,814トンで0.9%減、非ゴム用その他は4,278トンで4.7%増となっており、出荷同様に非ゴム用その他の伸び率が高い点が注目される。
 
 この結果、今年上期(1〜6月)の総出荷数量は39万7,116トンとなった。前年同期を2.5%上回っている。うちゴム用ファーネスは37万4,037トンで2.6%増、非ゴム用その他は2万3,079トンで0.4%減となっている。同工業会では、ゴム用ファーネスが伸びたのは自動車用タイヤの国内需要が増えたためと分析している。
 一方の総生産量は39万1,503トンで1.0%の微増にとどまっている。うちゴム用ファーネスは36万8,718トンで1.5%増と着実な伸びを遂げたが、非ゴム用その他は2万2,785トンで6.0%減となっている。