2001年11月06日 |
経産省、来年度バイオ施策に「生物機能活用の産業システム」など |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省生物化学産業課は2002年度バイオ施策の重点を「基盤研究プログラムの拡充」と「生物機能を活用した産業システムの構築」に置く方針を決め、予算折衝とともに具体的な取り組み検討を急ぐ。 このうち「基盤研究」では「細胞内ネットワークのダイナミズム解析技術開発」が新規テーマとなる。情報伝達や代謝,発育過程など細胞内ネットワークを解明し,各種生体分子の細かな動きを解析する。 「生物機能活用」というのは生物が本来もっているメカニズムを社会システムの中に取り入れようというもので、これまでの植物による有用物質生産のための技術開発研究や、微生物による有用物質生産研究に加えて新たに「微生物コンソーシアの解析、制御技術」研究に取り組む。 また「ゲノム情報に基つく微生物遺伝資源の収集や遺伝子機能解析などを行いデータベース構築に挑戦する。バイオテクノロジーを利用して持続可能な社会システム実現をめざすのが狙いだという。 「細胞内ネットワーク」で12億5,000万円,「微生物コンソーシア」で8億円、「ゲノム情報生物遺伝資源データベース」で5億円の新規予算を要求中だ。 |