2004年08月03日 |
BASFの生分解性プラ「エコフレックス」ポリ衛協の承認取得 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:BASF、ポリオレフィン等衛生協議会 |
BASFは3日、同社の完全生分解性プラスチック「エコフレックス」がこのほど、食品包装材用樹脂としてポリオレフィン等衛生協議会の承認を得たと発表した。すでに承認を取得している米国や欧州と並び、日本市場でも汎用樹脂と同様に食品包装用として「エコフレックス」が使用できることになる。 「エコフレックス」は、バクテリアや菌などの微生物によって、植物が分解されるのとほぼ同じ速さで、水と炭酸ガスに完全に分解される。また、生分解性プラスチックの中では非常に柔軟かつ強靭で、耐加水分解性に優れているので、各種軟質フィルムとして、あるいは他の生分解性プラスチックとのブレンドなどにより、広範な用途への展開が可能となる。 現在、欧州では同樹脂の約80%が、植物由来原料の加工性・耐水性・強度やヒートシール性を改良するために使われ、食品包装や、農業用フィルムに応用されている。日本では、2000年の発売以来、農林業用フィルムや包装袋・ゴミ袋などとして使用されており、今回のポリ衛協承認で、食品包装分野への展開が今後急速に拡大するものと期待している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0804basf.pdf |