2004年08月04日 |
中国、水和ヒドラジンの反ダンピング調査でクロの仮決定 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三菱ガス化学 |
中国商務部は2003年12月17日から日本、韓国、米国、フランスからの輸入水和ヒドラジンに対してダンピング(不当廉売)調査を行ってきたが、3日の公告38号で、ダンピングの事実と国内産業への被害を認める仮決定を発表した。 8月3日以降、輸入業者は輸入時にダンピング率(28%〜184%)に基づいた税関への保証金支払いが義務付けられる。 ダンピング率は以下の通り。 ・日本企業 108% ・韓国企業 KOC社 28% その他 35% ・米国企業 184% ・フランス企業 Atofina 118% その他 35% 水加ヒドラジンは、主にプラスチック発泡剤や脱酸素剤、試薬、農薬(除草剤)などに使用され、わが国では、三菱ガス化学(製造は日本ヒドラジン)と大塚化学の両社が事業化している。 |