2004年08月11日
PSの出荷、7月も6月に続いて前年を上回る
内需が包装用を中心に好調で5ヶ月連続の前年超え
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会が11日に集計したところによると、PS(ポリスチレン)の7月の生産量は7万8,353トン、出荷量は8万7,621トンとなった。前年同月に対比すると、生産量は7%、出荷量は6%それぞれ増えている。内需と輸出がともに前年同月を上回ったのは今年に入ってこれが初めて。出荷は6月に続いての前年超えである。
 
 出荷の内訳は内需が8万4,912トン、輸出が3,709トンで、前年同月比は内需が6%増、輸出が2%増となっている。内需は5ヶ月連続の前年同月超えである。これには、最大需要分野の包装用が12%増となったことが大きく作用している。OPS(延伸シート)とHI(ハイ・インパクト)シートの需要の増加が大きな支えとなった模様。
 この結果、月末在庫は7万7,601トンとなった。前年同月を23%下回っている。今年に入って最小規模であり、在庫率も0.9%と小さい。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0812smps.TIF