2004年08月17日
東京応化、韓国にユーザーサポートの現地法人
台湾子会社のフォトレジスト関連製品も倍増
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東京応化工業

 東京応化工業(本社・川崎市中原区、TEL/044-435-3000)は、10月1日付けで韓国に新設した「TOK KOREA」(ソウル特別市瑞草区、資本金5億ウォン=約4,800万円)のユーザーサポート業務を開始する。

 同社ではアジア地域の半導体、フラットパネルディスプレイ(FPD)、パッケージモジュールなどの生産が拡大、今後も成長が見込めることから、東京応化グループ製品の顧客への密着したサービスを強化するため昨年10月にソウル営業所を設置した。

 これに加えて市場動向に的確に対応するため、ことし8月9日に100%出資のTOK KOREAを設立した。営業所業務は新会社に組み入れる。同社は経営方針に基づき海外展開を強化しており、今後、アジア、北米、欧州各地のワールドワイドな体制を確立して行きたいとしている。

 同社は半導体用フォトレジスト(感光性樹脂)および関連製品のトップメーカー。印刷材料、半導体製造装置も手がけている。

 また同社は大画面の薄型TVやノート型パソコンの液晶画面の生産拠点が集積され、フォトレジスト関連の需要も急増している台湾で、フォトレジスト関連の高純度化学薬品工場の設備能力を倍増した。

 東京応化と長春石油化学の合弁会社・台湾東応化による増設(苗栗工場)で、5,800万台湾ドル(約1億8,900万円)を投入した。増強品目は半導体、フラットパネルディスプレイ、パッケージモジュール製造用シンナー、剥離液、フォトレジスト現像液など。