2004年08月20日
EPSの出荷は7月も前年を上回る
家電とブロック向けが引き続き好調
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会が20日に集計したところによると、EPS(発泡スチレンビーズ)の7月の総集荷数量は1万7,148トンとなった。前年同月の実績を5.8%上回っている。6月に続いての前年同月超えである。
 最大消費分野である水産向け(魚箱)が4.4%増と好調を維持したのに加えて、家電向けが20.2%増、ブロック向けが18.4%増とともに引き続き高い伸びを遂げたことが大きく作用している。
 
 この結果、1月から7月までの累計は10万トンの大台に乗って10万8,234トンとなった。前年同期を1.7%上回っている。農業向けが4.6%減と不振で、またメーンの水産向けも0.5%増にとどまっているが、ブロック向けが14.1%増え、また長年不振を続けていた家電向けが1.1%増と盛り返してきたためトータルではプラス成長となった。
 
 EPSの7月の出荷実績は以下の通り。単位はトン。右は1月からの累計。かっこ内は前年比。▽水産   8,798(104.4%) 53,546(100.5%)
▽農業   1,044( 94.75)  8,482( 95.4%)
▽他成型品 3,184( 98.9%) 20,811(100.3%)
▽家電   1,978(120.2%) 11,739(101.1%)
▽ブロック 2,038(118.4%) 12,632(114.1%)
▽ネダ    94( 57.7%)   959(129.6%)
▽一枚焼き  12( 60.0%)    65( 60.7%)
合計   17,148(105.8%) 108,234(101.7%)