2004年08月23日
旭硝子、TFT-LCD用大型ガラス基板の能力大幅増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭硝子

 旭硝子は23日、TFT-LCD(薄膜トランジスタ方式液晶ディスプレイ)用無アルカリガラス基板の製造能力を増強すると発表した。約140億円を投資し、高砂工場(兵庫県高砂市)に大型ガラス基板対応の製造窯を新設する。新設窯の生産能力は年産400万平方メートルで、本年10月に着工し、2005年10月に量産開始の予定だ。

 この投資により、同社の生産能力は、京浜工場3窯、関西工場1窯、現在建設中の台湾2窯(1窯は本年9月稼動予定)と合わせ、7基で年産2200万平方メートルとなる。
 
 TFT液晶パネルの需要は、パソコン用途に加えて、テレビ用途でも需要が本格化しており、今後も台数ベースで年率25%の増加が見込まれている。また、パネルメーカーは2005年以降、第6世代以上の大型パネルの生産を計画しており、ガラス基板の需給は大型ガラス基板を中心に一層のひっ迫が懸念されている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0823asahigarasu.pdf