2004年08月27日 |
カーボンブラックの7月の出荷、3ヶ月連続の前年超え |
生産も再び前年同月を上回って4.4%増 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:カーボンブラック協会 |
カーボンブラック協会の集計によると、カーボンブラック(CB)の7月の生産量は7万1,163トン、出荷量は6万9,568トンとなった。前年同月の実績に比較すると、生産量は4.4%増、出荷量は0.1%増ということになる。 うち出荷は3ヶ月連続の前年同月超えである。今年に入って月間出荷量が前年同月を下回ったのは4月の0.2%減だけ。この結果、1月から7月までの累計は46万6,684トンとなった。前年同期の実績を2.1%上回っている。 7月の集荷のうち、ゴム用ファーネスは前年同月比100.0%の6万5,493トン、非ゴム用その他は同102.6%の4,075トン。1〜7月の累計のうちのゴム用ファーネスは前年同期比102.2%の43万9,530トン、非ゴム用その他は同100.1%の2万7,154トンとなっている。 一方の生産は、6月が前年同月を0.5%下回った反動もあってか最近ではめずらしい高い伸び率となった。下期にタイヤ向けの需要が拡大するとの観測が一般的となっているためと見られる。この結果、1月からの累計は46万2,666トンとなった。前年同期の実績を1.5%上回っている。なお、CBの6月の輸入通関数量は1万6,933トンで前年同月を93.4%上回った。これは、韓国からの今後の輸入が同国のCBメーカーの減産によって縮小するとの見方が広がって、ユーザーの中で急遽輸入ドライブをかけるところが出てきたせいではないかと見られている。1月から6月までの輸入の累計は6万731トンで、前年同期を24.5%上回っている。 |