2004年08月27日 |
カーボンブラック協会、今年のCBの需要見通しを修正 |
タイヤ協会の上方修正を睨んで3.5%増に拡大 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:カーボンブラック協会 |
カーボンブラック協会は26日、カーボンブラック(CB)の今年の需要見通しを修正した。年初にまとめた見通しでは、輸出を含む総需要量が前年の0.8%増の88万2,090トンとなっていたが、今回の見直しでは3.5%増の90万4,660トンへと大幅に上方修正した。 年初の見通しを2.7ポイント拡大したわけだが、これは、CBの最大消費先である自動車タイヤの今年の需要見通しを日本自動車タイヤ協会が最近になって大幅に上方修正した点を重要な参考材料にしながら見直し作業を進めてきたことによるもの。日本自動車タイヤ協会が年初にまとめた今年のタイヤの生産見通しは前年比は100.8%の125万トンとなっていた。しかし最近の見直し結果は同103.8%の128万6,700トンとなっており、3.0ポイント上方修正されている。これは、内需が若干の増加となり、輸出も下期に一層活発になるとの判断によるもの。 CB協会が今回修正したCBの今年の需要見通しの内容は以下の通り。単位はトン。かっこ内は前年比。右は年初の予想。 タイヤ用 656,220(103.8%) 640,000(101.2%) 一般ゴム用 169,900(102.0%) 163,000( 97.8%) ゴム用計 826,120(103.4%) 803,000(100.5%) 非ゴム用 46,300(100.3%) 46,090( 99.9%) 内需計 872,420(103.2%) 849,090(100.3%) 輸出 32,240(112.0%) 33,000(115.6%) うちゴム用 18,320(125.9%) 19,000(130.6%) 総需要 904,660(103.5%) 882,090(100.8%) うちゴム用 844,440(103.8%) 822,000(101.1%) [輸入] ゴム用 104,230(113.3%) 92,000(100.0%) 非ゴム用 11,800(100.3%) 11,500( 97.7%) 合計 116,030(111.8%) 103,500( 99.8%) |