2004年08月27日

シノペック、エクソンモービルなど3社　福建省の石油・石化計画推進へ

【カテゴリー】：海外 【関連企業・団体】：エクソンモービル

エクソンモービルは26日、中国の福建煉油(シノペック50%/福建省政府 50%)とエクソンモービル、サウジ・アラムコが、福建省の既存精油所の拡大と石化コンプレックス新設に関する35億ドル以上の計画の基本設計のために共同出資することに合意したと発表した。完成すれば福建省の泉州市泉港区に ワールドクラスの石油精製・石油化学のコンプレックスが生まれる。 　計画では、福建省の既存精油所を8万バレル/日(400万トン/年)から24万バレル/日(1200万トン/年)に拡大する。さらに新しく80万トン/年のエチレンクラッカーやPE、PP、さらに70万トン/年のパラキシレンを生産する。完成は2008年上半期の予定。 　本計画が実施に移される場合は福建煉油50%、エクソンモービル 25%、サウジアラムコ25%のJVとなる予定。 　3社はまた、燃料販売のJV設立について中国政府にFSを提出することで合意した。これはシノペック 55%、エクソンモービル 22.5%、サウジアラムコ 22.5%を予定している。 　同計画は、1997年10月にエクソン/アラムコと福建煉油でFS実施を合意したことからスタートした。