2004年08月31日 |
ポリオレフィンフィルム類の輸入も活発 |
7月はPEもPPも前年の2けた増に |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:財務省 |
ポリオレフィンフィルム類の7月の輸入数量はPE製品もPP製品もともに前年を大きく上回った。財務省の速報によると、7月の通関数量はPE製品が7,714トン、PP製品が3,120トンとなっており、PE袋に比べるといずれも絶対量はまだ小さいが、前年同月に対する伸び率はPE製品が14.4%、PP製品が16.2%で、ともにPE袋を大きく上回っている。 PE製品のトップは引き続きマレーシア品が占めていて、構成比は48.5%に達している。前年に対する伸び率も31.6%と断然高い。 PP製品のトップは韓国品となっている。全体に占める構成比は32.5%となっている。ただし伸び率は0.3%にすぎない。伸張率が最も高いのは中国品で、前年の2.56倍となっている。中国では、PP延伸フィルムの大幅増設が相次いで完了して供給力に相当の余裕が出てきている模様。したがって、日本に対する輸出量は今後さらに拡大する公算が濃厚といえる。 両製品の7月の主要国別の輸入通関数量は以下の通り。単位はトン。かっこ内は前年比。右は1月からの累計。 [PEフィルム類] マレーシア 3,741(131.6%) 24,040(131.5%) 韓国 1,538(107.9%) 10,546(102.6%) 中国 613(103.7%) 6,373(164.0%) フィリピン 378(142.6%) 2,336(118.1%) 台湾 341(117.2%) 2,687(133.0%) 合計 7,714(114.4%) 54,876(118.1%) [PPフィルム類] 韓国 1,014(100.3%) 6,846( 94.3%) 中国 733(256.3%) 4,152(170.7%) フィリピン 539( 88.2%) 4,265(113.5%) マレーシア 326(146.2%) 1,448( 81.3%) 合計 3,120(116.2%) 20,822(109.6%) |