2004年09月01日 |
BASF、中国で熱可塑性ポリウレタン(TPU)事業展開 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:BASF |
BASFは 上海の浦東地区で新しく熱可塑性ポリウレタン工場を建設する。同社はハンツマンや中国現地企業との合弁事業で上海のソウケイ(Caojing)の化学工業団地にイソシアネート・コンプレックスを建設中で、年産24万トンのMDIと年産16万トンのTDIを2006年にスタートさせるが、BASFはこの第二弾として、MDI、TDIを原料に中国の需要に合った熱可塑性ポリウレタンを供給する。 子会社 BASF Polyurethanes Specialties (China)を設立し、TPU製造工場、技術開発センター、及びシステムハウス(需要家のニーズに合ったフォーミュレーションを製造)をここに統合する。 BASFは現在計画を上海市当局に申請中で、来年建設をスタートし、2007年初めの完成を目指す。 BASFによれば、今後10年間で中国のポリウレタン市場は年率10%で伸び、2015年までに世界最大の市場になる見通し。 (上海発=特約) <参考>イソシアネート・コンプレックス 1)Shanghai Lianheng Isocyanate Co., Ltd. アニリンとニトロベンゼンの製造施設を含む年産24万トンの粗MDI工場。 BASF、ハンツマン、上海クロールアルカリ、上海華誼公司、SINOPEC上海高橋石化のJV 2)Shanghai BASF Polyurethane Co., Ltd. MDI精製工場と硝酸とジニトロトルエンを含む年産16万トンのTDI工場。 BASF、上海華誼公司、SINOPEC上海高橋石化のJV。 3)Huntsman Polyurethanes Shanghai Ltd. MDI精製工場。 ハンツマンと上海クロールアルカリのJV。 |