2004年09月02日
ナフサのMOP/Jの8月平均は420ドル強
過去最高値の90年10月を超える
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋によると、ナフサの国際スポット相場のうちのMOP/J(プラッツオイルグラムの日本着の中値)の8月平均はトン当たり420ドル強となった。前月の平均を12%強、前年同月の平均を46%強それぞれ上回っている。90年10月の最高値を更新した。
 
 MOP/Jは、7月末にトン406ドルをつけていらい8月末まで終始400ドル台を維持してきた。原油のスポット相場の動きに歩調を合わせての上昇で、8月第3週には448ドル半ばまで上がった。その後は反転して月末には402ドル弱のところまで下がっているが、それでも月平均は未曾有の高値となったわけ。対前月比のアップ率は、原油のWTIスポット相場のそれを2.5ポイント上回っている。
 8月の契約ものがわが国に入着する10月の為替が現在と変わらないと仮定した場合のCIF価格は、1キロリットル当たり3万2,500円前後となる。国産ナフサ価格は3万5,500円で、7月の基準価格よりさらに5,300円高くなる計算だ。