2001年11月02日 |
エチレン系製品の9月の貿易、輸出が減少、輸入が増加 |
1~9月の出超の累計は前年の89.8%に縮小 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局が2日に集計したところによると、エチレン系製品の9月の輸出入バランスは、引き続き輸出量が輸入量を大幅に上回った。しかし、前年同月に比較すると輸出は3.3%減り、輸入は逆に9.9%増えている。 この結果、9月の輸出超過量は、前月に対して9.6%、前年同月に対して5.6%それぞれ縮小した。過去の9月の実績のうち出超量が最も多かった98年9月に比べると13.9%少ない。また、これに伴う1~9月の累計の輸出超過量も前年同期を10.2%下回った。7~9月期は減少率がさらに高く13.5%となっている。わが国の石油化学業界を取り巻く貿易環境が悪化している様子がはっきり表れている。 同局の集計によると、9月の総輸出量は、エチレンとエチレン系誘導品の合計15品目のトータルがエチレン換算(以下同)で17万3,400トン、総輸入量は同12品目合計で2万9,200トンとなった。差し引き14万4,200トンの出超である。 これらを前月の実績に比較すると、輸出は4.7%減、輸入は30.1%増となる。また、前年同月に対比すると、輸出は3.3%減、輸入は9.9%増ということになる。出超量は前月比9.6%減、前年同月比5.6%減である。 主要製品の輸出では、PSの37.6%減、EVAの23.6%減、ABSの22.4%減、VCMの21.2%減--などが特に目につく。樹脂は軒並み前年を下回っている。 輸入では、EGの385倍、PVCの2.93倍、エチレンの62.1%増、酢酸エチルの47.1%増--などが目を引く。 これの伴う7~9月期の輸出量は51万2,800トンで前年同期を11.8%下回り、一方の輸入量は8万2,100トンで1.2%減となっている。差し引きの出超量は43万700トンで13.5%減である。また、1~9月計の輸出量は148万3,100トンで9.2%減、輸入量は30万1,300トンで5.0%減となる。出超量は118万1,800トンで10.2%減である。 http://www.c-nt.co.jp/data/trade/200109b.html">2001年9月エチレン換算輸出入実績(表) ※iモードではご覧頂くことができません。 http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/trade/9699b>エチレン換算輸出入実績(月別) ※Eメール会員の皆様がご覧いただけます。 ※iモードではご覧頂くことができません。 |