2004年09月06日
エフピコ、プラ製容器の価格を再修正へ
原料の高騰に対処、10月1日から8%引き上げ
【カテゴリー】:市況
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 プラスチック製食品容器の大手メーカーのエフピコは6日、同社で企業化している製品全ての価格を10月1日出荷分から8%引き上げると発表した。

 対象は、PS(ポリスチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)の各樹脂を原料とした容器全て。同社によるこれらの製品の値上げは、今年2月に打ち出した10%値上げに続いて今回が2度目。

 値上げの理由については、PS、PP、PSPシート、HIシート、OPSシート、PETシート等全ての原料レジンと原反シートの価格が今年春以降3度にわたって引き上げられて採算の確保が困難になってきていることと、9月1日以降にサプライヤー各社から10%近い供給カットを通告されていて従来の価格体系では製品の安定供給を継続していくのが容易でなくなってきていること、の2点を挙げている。同社では、新価格が着実にユーザーに受け入れられるよう有力ディーラー等に対してこれまで以上に有効な提案型営業を展開していきたいとしている。