2004年09月07日
POフィルムの6月の出荷、再び前年同月を上回る
上期トータルもIPP以外が前年超え
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合

 日本ポリオレフィンフィルム工業組合の集計によると、同組合加盟のポリオレフィン・インフレーションフィルムメーカーの6月における出荷数量は6万6,504トンとなった。前年同月の実績を4.6%上回っている。5月の出荷は今年初めての前年同月割れ(2.4%減)となったが、6月は再びプラス成長に戻った。
 
 5月は全ての品種が前年同月を下回ったが、6月の場合は、全体の6割強を占めるLDPEフィルムと同35%強のHDPEフィルムがともに前年を上回り、IPPだけがわずかながらマイナス成長となった。LDPEフィルムは4.3%増の4万1,147トン、HDPEは5.5%増の2万3,735トン、IPPは0.5%減の1,622トンとなっている。輸入の増加傾向が止まらないHDPE製レジ袋用も3.3%増えて1万2,290トンに達している。
 この結果、今年上期合計の総出荷数量は39万785トンとなった。前年同期を3.3%上回っている。この場合も、IPPは前年を下回っているが、LDPEとHDPEはともに前年超えとなっている。LDPEフィルムは3.8%増の24万9,557トン、HDPEフィルムは2.9%増の13万1,475トンといずれも着実な伸びを遂げているが、IPPは3.0%減の9,753トンにとどまっている。HDPEのレジ袋用は0.4%増の6万6,534トンで前年並みに終わっている。