2001年11月01日
PETフィルムの9月の輸入は5,016トンに縮小
前年同月の実績を12.1%下回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:三菱化学

 PETフィルムの9月の輸入通関数量は5,016トンとなった。前年同月の実績を12.1%下回っている。
 
 同製品ではめずらしい縮小ぶりだが、これには、主要対日輸出国のうちの台湾からの輸入が前年同月比75.2%の1,171トンへと大幅に減ったことが大きく影響している。また、韓国やマレーシアからの輸入量も減少した。韓国品は同95.5%の1,425トン、マレーシア品は同90.6%の1,049トンであった。日本国内のIT関連の需要が低迷してきたことによるものと見られている。
 主要国の中で前年を上回ったのはインドネシア品だけである。同国からの輸入量は同128.8%の1,157トンとなった。インドネシアからの輸入は今年に入っても引き続き活発だが、これは、三菱化学ポリエステルがグループ企業の一つのMCPETFILM・INNDONESIAから汎用品種を引き取っているためと見られる。
 
 同フィルムの輸入の1~9月の累計は4万8,871トンとなった。前年同期を13.8%上回っている。うち韓国品は前年同期比121.4%の1万5,274トン、台湾品は同94.2%の1万1,343トン、マレーシア品は同118.3%の9,221トン、インドネシア品は同168.0%の8,452トン--となっている。