2004年09月09日
サンアロマー、大分、川崎両工場に台風の影響 PP供給に支障
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:サンアロマー

 サンアロマー(東京都品川区、イアン・ダン社長)は9日、台風16号の影響で大分工場のポリプロピレン(PP)製造プラントが操業停止したのに続き、18号の影響で川崎工場のPPプラントも一時停止したと発表した。

 大分工場は台風16号の直撃を受け、工業用水の供給がストップしたため、8月31日から9月2日までPPプラントが緊急停止した。

 川崎工場は、台風18号の影響で原料プロピレンの海上輸送が中断されたため、9月8、9の両日生産の一時停止を余儀なくされた。

 同社のPP生産能力は両工場合わせて年産17万9,000トン(経産省調べ)。両工場の一時停止により、今回数千トンの減産が生じたことになる。同社は今年4月に大分、5月から6月にたけて川崎工場の定期検査を行っており、その後の在庫水準も低かったことから、今後のPP供給に一部影響が出ることは避けられないとしている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0909sanaroma.TIF