2004年09月09日
中国政府、三菱ガスの世界規模メタノール計画を承認
重慶に年産85万トン 07年上半期スタートへ
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

 中国・国家発展改革委員会(NDRC)は、三菱ガス化学と中国のパートナーの重慶での85万トンのメタノール計画を承認した。提携相手は重慶化医集団。両社は2005年上半期にJVを設立し、2007年上半期のスタートを予定している。(上海発=特約)

 計画は中国最大のメタノール設備で、三菱ガス化学が51%、相手が残りを引き取る。建設費は2億ドル。将来的には両社は川下製品の共同生産も考えるとみられる。重慶を選んだのは原料の天然ガスが豊富なためとしている。

 輸入統計では中国は2002年に180万トン、2003年に140万トンのメタノールを輸入している。重慶化医集団は2000年8月に重慶市当局により設立された。なお、三菱ガス化学では、同計画について「近く正式発表する予定だ」といっている。