2004年09月10日 |
「燃料電池自動車」 東京ー大阪間を往復テスト運転 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:トヨタ自動車、ホンダ |
水素を燃料とするクリーンエネルギー車として注目されている「燃料電池自動車」の試作車が、いよいよ15日、テスト走行のため東京〜大阪間の高速道路を往復する。おおさか FCV推進会議・岩谷産業が主催し、経産省、国交省、東京都などが後援する。 燃料電池自動車は“究極のエコカー”ともいわれ、官民一体となって開発が進められてきた。すでに一部地域で試験運転が行われているが、長距離・高速走行実証はこれが初めて。走行中は実用化と普及に向け、さまざまなデータ収集が行われる。 使用する車は、トヨタ自動車の「トヨタ FCHV」と、ホンダの「Honda FCX」の各1台。ほかに移動式水素ステーション1基を搭載した岩谷産業の専用キャリアカーが同時併走する。 往路は15日午前6時、東京都庁前を出発し、東名・名神高速道路を経て午後5時ごろ大阪府庁本館正面に到着の予定。府庁前では一行の「出迎式」が行われ、石原都知事から太田府知事あてのメッセージが乗員から手渡される。復路は21日午前6時に大阪府庁を出発し、東京都庁前到着は午後5時ごろの予定。太田府知事から返礼のメッセージが届けられることになっている。 走行した燃料電池自動車2台は専用キャリアカーとともに、17日から19日まで大阪市住之江区のATC(アジア太平洋トレードセンター)で開催される「低公害車フェア2004」に出展し、試乗会を行うなど、デモンストレーションに一役買うことになっているという。 |