2004年09月15日 |
三菱樹脂、透明蒸着ハイバリアフィルム「レトルト用」新発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
三菱樹脂では、食品包装用の透明蒸着ハイバリアフィルム「テックバリア」の新シリーズとして、加工適性に優れたレトルト用グレード「テックバリアTZR」を加え、15日から販売を開始した。 「テックバリア」は、PETフィルムなどにシリカを蒸着し、アルミ箔に匹敵するガスバリア性および水蒸気バリア性を付与した高機能フィルムで(1)金属探知器での異物検査や電子レンジ対応が可能(2)内容物の視認性に優れる、などの特長がある。また素材に塩素を含まないため環境適性にも優れ、食品包装を中心に工業包装、医療包装用フィルムとして売上げを伸ばしている。 新製品の「テックバリアTZR」は、従来のレトルト用汎用グレード「テックバリアTZ」のシリカ蒸着面にシリカ膜を保護するプロテクションコートを施した。これまで困難だった蒸着面への白ベタ印刷が可能となり、コンバーティングフィルムとしての使い勝手が向上した。 また「テックバリアTZ」と同様、レトルト殺菌処理が可能で、かつ酸素透過度、水蒸気透過度に優れている。当面は受注生産だが、順次体制を整え、次世代の主力グレードとして市場の拡大を目指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0915mjushi.doc |