2004年09月17日 |
三菱レ、30日に中国でMMAモノマー工場の起工式 |
06年4月竣工、中国にもアクリルチェーンを確立 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱レイヨン |
三菱レイヨンが今年3月に中国に全額出資で設立したMMAモノマーの製造販売会社「恵州恵菱化成有限公司」は、9月30日に広東省恵州大亜湾経済技術開発区内でMMAモノマー工場の起工式を開催、MMAモノマーの本格的な生産設備としては中国で初めてとなる年産9万トンプラント(ただし、スタート時の能力は7万トン)の建設工事に着手する。完工は06年4月の予定。建設所要資金は約1億USドルとなる見込み。 三菱レイヨンは、中国では蘇州で高級エステル(BMA)を、また江蘇省でMMA成形材料をそれぞれ工業化、加えて05年第2・四半期中にはMMAシートと塗料用アクリル樹脂の生産にも乗り出すことにして現在、江蘇省南通市郊外で設備の建設作業を進めているところ。これらの製品の設備規模は、高級エステルが年5,000トン、成形材料が同4万トン、シートが同2万トン、塗料用アクリル樹脂が同3,500トン--となっている。 これに今回のモノマーが加わると、MMAのアップストリームからダウンストリームまでの総合一貫体制(アクリルチェーン)が日本とタイに続いて中国でも確立されることになる。 同社では、今回の中国でのモノマー工場の建設に先駆けてタイMMA社のモノマー設備を今年末に年2万トン規模増強して同9万トン能力に拡大する。これに中国の新プラントが加わると、同社グル−プのMMAモノマーの増設備能力は年39万7,000トンとなる。また、成形材料は同9万5,700トン、シートは同6万6,600トンとなる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=2634 |