2004年09月17日

横浜ゴム、炭素繊維系強化樹脂「貯水タンク」エアバスに独占供給

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：横浜ゴム

横浜ゴムは17日、エアバスのA380量産第一号機向けウォータータンク(貯水タンク)、ウエストタンク(浄化槽タンク)の出荷を開始したと発表した。量産第一号機はシンガポール航空に就航する予定。同社がエアバスに製品を納入するのはA380が初めて。 　 　2種類のタンクは、ともにエポキシ樹脂を含浸させた炭素繊維を幾重にも巻き付けて製造した軽量かつ高強度なCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製品。これらのタンクは、横浜ゴムのパートナー会社である米モノグラム社で「ウォーターシステム」「ウエストシステム」としてモジュール化された後、エアバスに納入する。 　 　A380は、客席数が555席にのぼる世界初の2階建て構造の超大型旅客機。2005年春初飛行、2006年就航を計画しており、すでに世界のエアラインから139機のオーダーを受けている。横浜ゴムはA380向けウォータータンク(1機当たり6〜8個)、ウエストタンク(同4個)の独占サプライヤーに決定しており、今後順次出荷していく計画。 　 ニュースリリース参照 http://www.yrc-pressroom.jp/pdf/200491716mb001.pdf