2004年09月21日 |
住友化学、ゴム用老化防止剤値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は21日、ゴム用老化防止剤(アンチゲンR6C)の価格改定実施を決めたと発表した。主要原料価格の高騰により大幅に悪化した採算を改善するためで10月1日納入分から、国内向けは1キログラム当たり100円、輸出用は同1.0セント値上げする。 同社では、値上げの理由を次の通り説明している。 (1) ゴム用老化防止剤は、アジアを中心としたタイヤ需要の急速な成長に伴い、堅調な成長を見せているが、世界的に市場価格は低下している (2) 最近の原油価格の高騰に伴い、主要原料であるアニリンおよびアセトンの価格が急騰している。 (3) 同社はゴム用老化防止剤の日本唯一のメーカーとして、これまで合理化、コストダウンに取り組んできたが、自助努力による吸収の限界を超え、採算が悪化している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0921sumitomo2.pdf |