2004年09月21日 |
三菱重工業、オマーンから大規模肥料プラント受注 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:双日、三菱重工業 |
三菱重工業は21日、双日の協力でオマーンのソハール国際尿素・化学品工業社から、ソハール肥料コンプレックスの建設工事を受注したと発表した。近く正式契約を行う。受注金額は約5億ドルで、生産開始は2007年度下期の予定。 オマーン向けプラント建設工事は今回が初めて。ソハールは首都マスカットから北西約260キロに位置し、国際協力銀行のアンタイドローンによって造成された工業地区内に建設される。 同コンプレックスは、天然ガスを原材料としてアンモニアを製造後、全量を尿素に転換して最終製品である肥料用粒状尿素をつくる。日産2,000トンのアンモニア製造プラント、同3,500トンの尿素製造・造粒プラント、及びその関連設備から構成され、化学プロセスには、ハルダー・トプソ(デンマーク)、スナプロゲッティ(イタリア)、ヤラ ファーティライザー テクロノジー(ベルギー)の技術を使用する。 三菱重工業は、過去15年間に大型のアンモニア・尿素プラントの建設プロジェクトを、海外で6件受注しており、その実績と技術力が評価された。 粒状尿素の需要は、人口増加による食料増産もあって、今後さらに増加すると予想され、ソハール肥料コンプレックスでも第2期工事として、アンモニア・尿素プラントの追設が計画されている。同社ではその商談にも期待している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0921mijukoh.doc |