2004年09月22日
JBAと神戸大学「昆虫機能の利用」テーマに講演会
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:バイオインダストリー協会

 JBA(バイオインダストリー協会)では、神戸大学と共催して、同大学の研究成果を紹介する「一日神戸大学」を3回シリーズで開催中だが、10月8日は農学部の竹田真木生教授らを迎えて「人類最大の未利用資源、昆虫機能の上手な使い方」をテーマに講演会を開催する。
 
 数億年前から地上で進化してきた昆虫は、多様な生き残り戦略をもっている。周囲の変化を知るための体内時計、血液凝固を止めて血を吸う能力、環境変化に耐えて生き延びる遺伝子などがそうだ。当日の講演会では、これらの機能を解析し、応用する例を具体的に紹介する。
 
 講師とテーマは次の通り。
(1)「昆虫の生理機能調節機構の特殊性と普遍性:N−アセチル転移酵素とペプチド・ホルモンを例に」(農学部教授・竹田真木生氏)
(2)「土着天敵昆虫を活かして害虫を退治する」(同助教授・前藤薫氏)
(3)「吸血性節足動物由来の生理活性物質の探索」(同助手・岩永史朗氏)
(4)「昆虫細胞とバキュロウイルスを用いた有用物質生産」(工学部助手・山地秀樹氏)

 開催日時は10月8日午後2時から4時30分、東京都中央区八丁堀2-26-9の同協会会議室。聴講無料。問い合せは同協会事務局(Tel:03-5541-2731)