2004年09月24日
PPフィルムの出荷、8月も前年比3.0%増と順調な成長
OPPもCPPもメーンの「その他」の用途向けが大幅な伸び
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会の集計によると、同フィルムの8月の出荷数量はOPP(延伸PPフィルム)が1万9,742トン、CPP(無延伸PPフィルム)が1万1,103トンで、ともに前年同月の実績を上回った。OPPは2.3%増で7ヶ月連続の、またCPPは4%増で3ヶ月連続の前年同月超えとなった。合計は3万845トンで、3.0%増となっている。3ヶ月連続の前年同月超えである。
 
 8月の総出荷量が引き続き順調な伸びを遂げたのは、食品包装向けと繊維包装向けのどちらの分野にも属さない「その他」の用途向けが大きく伸びたため。OPPの「その他」向けは13.3%、CPPの「その他」向けは14.8%それぞれ前年同月を上回っている。最大消費分野である食品包装向けはOPPが0.2%増にすぎず、CPPも2.3%の小幅な伸びにとどまっている。
 
 この結果、1月から8月までの累計はOPP17万113トン、CPP9万7,693トンの合計26万7,806トンとなった。前年同期比はOPPが2.8%増、CPPが3.0%増、合計が2.9%増となっている。8月単月と異なり、メーンの食品包装向けの伸び率がOPPで3.9%、CPPで3.0%とともに比較的高い点が注目される。「その他」向けはOPPが2.6%増、CPPが5.9%増となっている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0922ppf.TIF