2004年09月24日 |
8月の塩ビ需給「台風の影響でタイト観も」 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:大洋塩ビ、トクヤマ、環境省、塩ビ工業・環境協会 |
VEC(塩ビ工業・環境協会)は24日、8月の樹脂、モノマーの生産、出荷実績を発表した。樹脂は生産17万4,926トン(前年同月比98.6%)、出荷総計17万1,067トン。モノマーは生産26万9,446トン(101.3%)、出荷24万2,737トン(97.8%)だった。 中原茂明会長(トクヤマ社長)は、記者会見で「塩ビはこのところ需給バランスがとれ、高率操業が続いている。需要面でも、住宅用樹脂サッシの省エネ効果が認められ、経産省、環境省など各省が普及に力を入れようとしている。業界は全体的にいい方向に向っている感じだ」と語った。 日野清司副会長(大洋塩ビ社長)は、最近の需給動向について「8月末の台風の影響で塩ビ波板、パイプなどの需要が急激に増えた。加工メーカー各社は生産が追いつかないと聞いている。樹脂メーカーの方にも工場が一時停止するなどの被害があったが、いまや塩ビ樹脂はタイト状態といっていい」と現状を説明した。 ニュースリリース参照 ○塩ビモノマー8月実績 http://www.chem-t.com/fax/images/0924enbimonoma.TIF ○塩ビ樹脂8月実績 http://www.chem-t.com/fax/images/0924enbijushi.TIF |