2004年09月27日 |
タカラバイオ、ブナシメジの腫瘍増殖抑制作用を示す物質を発見 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:タカラバイオ |
タカラバイオ(加藤郁之進社長)は27日、ブナシメジの粉末を、固形腫瘍を移植したマウスに経口で投与すると、腫瘍の増殖が抑制されることを昨年の癌学会で発表したが、その後、この腫瘍増殖抑制作用を担う物質を探索した結果、腫瘍増殖抑制物質の一つがブナシメジに含まれるポリテルペン(分子量:738)であることを発見したと発表した。 このポリテルペンのマウスでの腫瘍増殖抑制作用に関する重量あたり比活性は、もとのブナシメジ粉末の約130倍だった。また、この物質はヒトの腫瘍細胞由来の細胞であるHL−60に対してアポトーシスを誘導することも発見した。 これらの成果は、きのこに含まれる腫瘍増殖を抑制する物質に関する最近の研究成果とともに、10月1日に福岡市で開催される日本癌学会学術総会で発表する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0927takarabio.doc |