2004年09月28日 |
中国のEG輸入が急増、1〜8月50%増の230万トン |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:BASF |
中国でポリエステルの原料である、EG(エチレングリコール)の輸入が急増している。7月の35万1,676トンに続いて8月も34万3,130トンと、2ヵ月連続30万トン台の輸入。1〜8月累計は230万9,482トンで、前年同期比49.36%という増加ぶり。2003年の年間輸入量は前年比17.26%増の251万6,055トンだったが、早くもこれを突破する勢いだ。 業界筋によると、中国ではこのところポリエステル重合設備の新増設計画が相次ぎ、03年から04年にかけて年産500万トンから700万トンの能力増があった。「200万トン程度のEGが不足しても不思議ではない」ということになる。 メーカー側は、BASFが中国・南京に年産30万トンのEGプラント建設に入っているほか、サウジアラビア(60万トン)、イラン(40万トン)などに増設計画があるが、完成は06年以降と見られており「それまでは今のようなタイト状態が続くだろう」という。 【中国の1〜8月国別EG輸入量】単位:トン ( )内は前年比増減率% <合計> 2,309,482(49.36) (1)カナダ 633,310(50.88) (2)サウジアラビア 428,938(17.97) (3)台湾 319,111(91.04) (4)米国 231,788(94.96) (5)韓国 159,920(10,01) (6)日本 126,979(△5.90) (7)マレーシア 70,687(124.24) (8)クウエート 60,347(219.07) |