2004年09月29日
石化協の蛭田会長「原油価格高騰」でコメント発表
「新しい価格体系への移行急務」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:旭化成

 ニューヨクの原油先物相場が過去最高値を更新し、初めてWTI:1バレル=50ドルの大台を突破したが、石化協の蛭田史郎会長(旭化成社長)は29日、「このまま原油高騰が続けば、石化業界は影響を受ける」とするコメントを発表した。
 
 この中で同会長は、「原油価格は、これまで考えていた以上に高い水準で、長期にわたって続くと思われる」としたあと、製品価格について、新しい価格体系への移行が“喫緊の課題”であると強調。“最終消費者にもよく理解してもらう必要がある”と説いた。
 
 また今後の対策として、高付加価値品への一層のシフト化と、原料多様化へのテクノロジー開発の推進をあげ、「積極的に進めていく必要がある」と各社に呼びかけた。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0929sekikakyo.TIF