2004年09月30日 |
三菱樹脂の生分解性フィルム、粘着ラベルや合成紙に用途拡大 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:日清紡、三菱樹脂、生分解性プラスチック研究会 |
三菱樹脂は、植物系生分解性フィルム「エコロージュ」の新グレードとして、このほど粘着ラベルや合成紙を基材として、密着性を改良した製品技術を開発した。すでに粘着ラベルでは素材大手のリンテック社、合成紙分野では日清紡績の「ピーチコート」シリーズとして、商品化が進んでいるという。 同社は今回、ポリ乳酸の配合技術とフィルム延伸条件の最適化を図ることによって、密着性改良グレードの開発に成功した。これをリンテックの特殊粘着加工技術と組み合わせ、粘着ラベル素材の商品化を成功させた。リンテックからはすでに「ビオラ(BIOLA)」として販売中である。 また、合成紙では、日清紡績のコーティング技術と組み合わせ「ピーチコート」シリーズとして近く発売開始する。これらの商品は、生分解性プラスチック研究会の識別表示制度による「グリーンプラマーク」を取得済み。今後も、一般包装、食品包装分野のほか、ラベルや合成紙分野の技術開発を積極的に進め、商品開発していく方針という。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0930mrayon.doc 「エコロージュ」写真 http://www.chem-t.com/fax/images/0930mrayon.jpg |