2004年10月04日 |
容リ協の樹脂容器包装の引取り、8月も高水準 |
前年比はPETボトル29.1%増、プラ製容器包装20.0%増 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:帝人、帝人化成 |
日本容器包装リサイクル協会の集計によると、同協会が全国の市町村から8月中に引き取った使用済み(分別収集)の樹脂製容器包装は引き続き前年同月を大きく上回る水準となった。 PETボトルは29.1%増の2万1,732トン、プラスチック製容器包装は20.0%増の3万6,604トンとなった。PETボトルの引取り数量は7月の1万9,250トンを抜いて史上最大の規模となった。これには、帝人化成やペットリバースによるボトル原料化事後の本格展開が大きく寄与していると見られる。プラスチック製容器包装には、白色発泡スチロール製食品用トレイの92トンが含まれる。同トレイの前年同月比は5.7%増。これを除いた場合の数量は20.0%増の3万6,512トンとなっている。 これに伴う4〜8月の累計は、PETボトルが前年同期比17.7%増の8万6,418トン、プラスチック製容器包装が同21.1%増の18万1,360トンとなった。うち同トレイは同4.2%減の460トンであり、これを除くプラスチック製容器包装の引取り量は同21.4%増の18万901トンとなっている。 今年度の引取り目標数量はPETボトルが前年度の実績比110.0%の19万1,314トン、プラスチック製容器包装が同127.5%の46万9,150トン。したがって4〜8月の累計の進捗率は、PETボトルが45.2%、プラスチック製容器包装が38.7%ということになる。PETボトルは目標を上回るペースで進んでいる。プラスチック製容器包装は若干下回るペースと言えるが、同製品の場合は年度下期に入ってから急速にピッチが上がるのが例年のパターン。 |