2004年10月04日
新日石、電力卸供給70万キロワット体制確立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:新日本石油

 新日本石油は4日、新日本石油精製室蘭製油所(小菅章光所長)で1日から5万キロワットの電力卸供給事業を開始し、現在運転中の4製油所と合わせて、同社グループの電力卸供給事業は70万キロワット体制を確立したと発表した。これは一般家庭の電力消費量に換算して約170万世帯分の規模となる。
 
 同社は、製油所を活用した電力卸事業に積極的に取り組み、1998年7月の大阪製油所を皮切りに各製油所で電力供給事業を進めてきた。室蘭製油所では5日、竣工式を行う。
 
【製油所別・電力供給の概要】

<大阪製油所>
(1)供給量 :13.0万キロワット
(2)使用燃料 :残渣油
(3)供給先 :関西電力
(4)発電方式 :BTG

<横浜製油所>
(1)供給量 :4.9万キロワット
(2)使用燃料 :分解軽油
(3)供給先 :東京電力
(4)発電方式 :GTG

<根岸製油所>
(1)供給量 :34.2万キロワット
(2)使用燃料 :残渣油
(3)供給先 :東京電力
(4)発電方式 :IGCC

<麻里布製油所>
(1)供給量 :13.2万キロワット
(2)使用燃料 :石油コークス・残渣油
(3)供給先 :関西電力
(4)発電方式 :BTG

<室蘭製油所>
(1)供給量 :5.0万キロワット
(2)使用燃料 :残渣油
(3)供給先 :北海道電力 
(4)発電方式 :BTG