2004年10月05日 |
昭電子会社のSDSバイオテック、新規殺虫剤「カウンター乳剤」発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は5日、農薬事業子会社のエス・ディー・エス バイオテック(本社:東京都港区、白井孝社長=SDS)が、新規殺虫剤「カウンター乳剤」(ノバルロン乳剤)の農薬登録を取得、近く本格販売すると発表した。 有効成分の「ノバルロン」は、イスラエルのマクテシム アガン インダストリーズ社(日本法人 マガン・ジャパン )がアメリカなど世界20ヵ国以上で登録をもつ、キチン合成阻害型の新規殺虫剤。 「カウンター乳剤」は、コナガ、アオムシ、ヨトウムシ、オオタバコガなどの鱗翅目害虫だけでなく、ハウス栽培等の難防除害虫として問題化しているマメハモグリバエ及びコナジラミ類(シルバーリーフコナジラミ、オンシツコナジラミ)に対しても、高い殺虫効果と長い殺虫持続効果を発揮する。 海外から侵入したこれら難防除害虫に対しては登録農薬が少なく、また、薬剤抵抗性が発達しやすい特徴をもつため、これらに対して有効な殺虫剤の拡充が望まれていた。 今回の登録作物はトマト、なす、キャベツの3種類だが、今後は本剤の特長を最大限に生かし、難防除害虫が多発する施設野菜を中心に、各種適用作物、適用害虫の拡充、拡大を図る。販売はSDSが全国商系卸を中心に全国展開する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/1005sdk.doc |