2004年10月05日 |
9月の日本勢の契約ナフサ価格も3万5,000円レベル |
第4・四半期のナフサ価格、予想をさらに上回る公算 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
大手商社筋によると、わが国の商社や石油化学企業などが国際市場で9月中に輸入契約したナフサの平均C&F価格はトン当たり425ドル前後となった模様。スポット価格に5〜6ドルのプレミアムが加算されたと見られている。 9月中の契約ものがわが国に到着するのは10月から11月にかけてとなる見通しであり、その時点での為替がどうなるかによって円単位の輸入価格は大きく左右されることのなるが、仮に為替が最近の1ドル=111円で推移する場合の1キロリットル当たりの輸入価格は3万3,000円内外となる。国産ナフサ価格は3万5,000円となる見込みだ。8月の契約価格も同じく約425ドルであったので、第4・四半期のうちの10月と11月の2か月の国産ナフサ価格は3万5,000円前後にアップすることになりそう。 しかも、9月末の日本向けスポット相場は444〜445ドルに跳ね上がっているので、このままいくと11月から12月にかけての国産ナフサ価格はさらに大幅な上昇となる。第3・四半期の価格は第2・四半期を2,000円近く上回って3万1,000円前後となる見通しにあるが、第4・四半期がそれを大きく踏み越えることは確実となってきている。 |