2004年10月06日
JPEの四日市のPE設備、予定通り先月末で停止
市場のニーズには川崎の2系列で対応
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本ポリエチレン

 日本ポリエチレンは9月30日をもって四日市工場内の低密度ポリエチレンプラントの操業を停止した。
 同設備の生産能力は年7万5,000トン。過去30年にわたってHP-LDPE(高圧法低密度ポリエチレン)とEVA(エチレン酢ビコポリマー)を生産してきたが、老朽化が進んできたためかねてから9月末で操業を打ち切ることになっていた。
 同設備で作られてきた品種は、全て川崎工場内の合計3系列の設備(合計9万5,000トン能力)のうちの2系列に引き継がれる。
 
 これによって、旧三菱油化の四日市事業所で稼動してきたポリオレフィンプラントは全て使命を完了して姿を消すことなる。また、これに伴い日本ポリエチレンのLDPEの設備能力は年産118万4,000トンへと若干縮小する。しかしその反面、全体の生産コストの合理化が進む見通し。