2004年10月07日 |
旭化成ケミカルズ、中国・CINOPECに合成ゴム技術ライセンス |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ケミカルズ |
旭化成ケミカルズ(本社 東京、藤原 健嗣社長)は7日、中国の代表的な石油・石化メーカーである中国石油化工(SINOPEC)に、合成ゴム製造技術をライセンスすることになり、契約締結したと発表した。 旭化成ケミカルズは、1964年に米国ファイアストンポリマーズ社からの技術ライセンスによって、日本で初めて溶液重合法による合成ゴムの製造、販売を開始し、以来、40年以上にわたって技術開発を重ね、家電・OAの本体に使用されるポリスチレンの耐衝撃性改良用および高性能タイヤ製造用に最適な合成ゴムとして、国内外の評価を得てきた。現在川崎工場に年産14万8,000トン、大分工場に同5万2,000トン、計20万トンの溶液重合設備を持ち、BR、SBRを製造している。 一方、SINOPECは、中国内で急成長を続けている家電・自動車産業陽のポリスチレン改質用合成ゴムや、タイヤ用合成ゴムの需要に対応するため、上海化学工業区内に年産10万トンの溶液重合法合成ゴムの新プラント建設を計画してきた。 そこでSINOPECから旭化成ケミカルズに技術導入の申し入れがあり、ライセンス条件で合意に達したため契約締結した。SINOPECは、2006年完成を目標に新プラントの建設を進めている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/1007asahikasei.doc |