2004年10月07日 |
三井化学 アクリロニトリルの製造・販売から撤退 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ケミカルズ、三井化学 |
三井化学は7日、来年5月限りでアクリロニトリル(AN)の製造・販売から撤退し、必要なANは旭化成ケミカルズ(藤原健嗣社長)に生産委託することに決めたと発表した。 現在、大阪工場内に生産59,000トンのAN製造設備をもち、アクリルアマイドやABS樹脂の原料として使用している。原料アンモニアは三井化学から供給する。 ANは、アジアでは、中国を中心に堅調な需要伸長が見込まれるものの、中国では生産設備の新増設が相次ぎ、需給は緩和の方向にある。一方、国内では、アクリル繊維等の需要減少から、現在の余剰状態がさらに拡大していく見通し。 こうした事業環境から、同社では製造・販売からの撤退を決めた。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/1007mitsui.pdf |