2001年10月30日 |
主要化学製品の9月の輸出、樹脂が軒並み前年を下回る |
反面、オレフィンや化成品の多くは前年を上回る |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:財務省 |
財務省が30日にまとめた9月の輸出通関統計によると、樹脂の輸出は依然として不調で、軒並み前年同月の実績を下回っている。反面、オレフィンや化成品の多くは前年超えを続けている。 樹脂のうちの汎用樹脂の対前年同月比は、LDPEが92.6%、HDPEが86.5%、PPが71.9%、PSが62.4%、ABSが77.6%、PVCが98.3%--となっている。機能性樹脂はさらに不振で、ポリアセタールが89.3%、変性PPEが55.8%、ポリカーボネートが88.9%、PETが69.0%、ナイロンが87.3%--と大幅に縮小している。海外の樹脂メーカーとの価格競争を勝ち抜いていけなくなってきた点がはっきり表れている。 反面、エチレンは176.0%、プロピレンは129.7%と好調で、また量産型化成品も、苛性ソーダが507.8%、SMが167.1%、PTAが127.5%、ANが158.1%--と大きな伸びを遂げている。市況は樹脂同様に低水準にあったが、在庫の自由度が樹脂と異なるため輸出にドライブをかけるところが多かったのではないかと見られる。 http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/trade/200109e TARGET=top>2001年9月主要石化製品輸出通関実績(表) ※Eメール会員の皆様がご覧いただけます ※iモードではご覧頂くことができません。 |