2002年05月24日 |
「内部熱交換省エネ蒸留プロセス」に6社1研究機関が応募 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:丸善石油化学、NEDO |
新たな革新的技術開発テーマとして、経産省が02年度予算を獲得し、NEDOが研究委託先を公募してきた「内部熱交換による省エネ蒸留技術開発プロジェクト」は、今月末に応募が締め切られるが、企業側の関心は予想以上に高く、これまでに丸善石油化学など企業6社と1研究機関の計7者から応募があった。 同技術は、「内部熱交換」という新しい方式によって蒸留塔の構造を2層菅にし、廃熱を効率的に利用するシステム。30%以上の省エネ効果が期待できるとされている。 基礎的な研究は、これまで丸善石油化学、木村化工機、関西化学機械製作所3社と、独立行政法人産業技術総合研究所の4者が共同で実施(HIDEC法)し、ベンチプラントによって効果が確認されてきた。 経産省では、同研究を「革新的省エネ技術」と評価、地球温暖化対策にもつながるとして、プロジェクト化する方針を決め、02年度2億4,600万円の予算を獲得するとともに、NEDOを通じて研究への参加希望会社を公募してきた。 NEDOでは来月初めにも最終結果を経産省に報告するが、研究委託先が決った後の取り組みを共同研究とするのか、研究組合方式とするのかなどは未定。 |