2004年10月14日
DIC、中国・張家港に導電・磁性コンパウンド工場完成
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:大日本インキ化学工業、東亞合成

 大日本インキ化学工業(DIC)は14日、中国江蘇省張家港市に建設中だった、導電・磁性コンパウンド年産1万トン工場が完成し10月から本格操業を開始したと発表した。
 
 同社は、成長著しい中国市場開拓にグループとして取り組むため、張家港保税区内の江蘇揚子江国際化学工業園に約20万平方メートルの用地を取得し、100%出資の「張家港迪愛生化工有限公司」を設立。現在、複数の事業部門からなる複合工場を建設中だが、今回完成した導電・磁性コンパウンド工場はその第1弾となる。
 
 導電コンパウンドはIC運搬用トレーの材料として、磁性コンパウンドは小型モーターの成形材料として、現地需要が急増している。
 
 同工場では、2005年7月には繊維用原液着色剤工場が完成し生産開始するが、ほかにもウレタン樹脂や改質剤、塗料用樹脂など合成樹脂プラントを建設中。また同社と東亞合成の合弁会社「張家港東亞迪愛生化工有限公司」も、紫外線硬化型もにマー工場を建設中である。
 
ニュースリリース参照 
http://www.chem-t.com/fax/images/1014dic.pdf