2004年10月14日
日本農産工業、バイオ事業強化へ 仏・米ベンチャーと代理店契約
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:日本農産工業

 日本農産工業は14日、バイオ事業の一層の拡大を図るため、フランスのセリアル・テクノロジーズ社、および米国バイオアグリ社とそれぞれ日本国内での販売代理店契約を締結、製品・技術の販売、受託サービスを開始すると発表した。

 セリアル・テクノロジーズ社は2001 年にパスツール研究所からスピンオフしてフランスで設立されたバイオベンチャーで、in vitro での薬物の血液脳関門透過性を評価するための試験キット販売及び受託試験を行っている。

 日本農産ではバイオ事業の中で重点的に取り組んでいるADME/Tox(薬物動態/毒性試験)分野の一環としてセリアル社の技術を積極的に紹介していく。従来の同分野ビジネスとの
相乗効果を図りながら、血液脳関門関連で3年後に1億円の売上げを目指す。

 またバイオアグリ社(BioAgri Corporation)は1999 年にカリフォルニア州で起業したバ
イオベンチャーで、ニワトリの卵白中に組換えタンパク質を量産できる特許技術を持っている。3年後にバイオアグリ社関連で1億円の売上げを目指す。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/1014nohsankoh.pdf